技術ブログ

旧車へのパワーウィンドウ取り付け

kikka.7243@neuron-lab.net

はじめに

引き続き、旧車を改修することになりました。

車種はVOLVOアマゾン123GT、1967~1968年にかけて製造とありますのでおよそ60年前の車です。

旧車であることからサイドガラス窓の開閉が手動ですが、ここを電動化したいという要望が出ましたので対応しました。

電動化装置

電動化装置は一般で販売されているもので、amazonなどでも購入できます。

ハンドルを外した軸と、装置の穴を組み合わせ、装置を扉へ固定すれば取り付け完了です。

 

ただ今回はこの装置の出っ張りが気になるということで、下記のように進めました。

・動力部を扉内に収納

・スイッチをインパネ(インストルメントパネル)に取り付け

動力部

初期状態で、ガラスの上下は下記のような伝達機構で行われていました。

 ハンドル → スプロケット → チェーン&ワイヤー → ガラス

 

スプロケットと動力を接続したいですが、スプロケットの内側面に動力伝達できそうな軸や穴がありません。

 

スプロケットを外して流用する事も考えましたが、万が一電動化に失敗したとき手動式へ戻せるようにしておきたかったため、スプロケットを新たに作成しました。

実物から寸法を取って図面に起こしています。

 

また、力を受ける部分なため、フレームを追加して、スプロケットを支える軸を両持ちにして組み上げています。

とりつけました。装置が扉内に入っているので見た目はほぼ変わっていません。

電気回路

スイッチは見た目の要望から指定があり、こちらを使用しました。

ただこちらのスイッチは B接点✕2 というあまり一般的でなく、使いにくいスイッチでした。

・一般的なスイッチはA接点✕2

・動力モーターの正転逆転を行うのに適したスイッチは A接点✕2、2並列

ここから、

・スイッチの接点をA接点✕2へ改造

・接点数が少ないことをリレーで回路を作って補う

・オルタネイト式 → モーメンタリ式 の変更

ということを行っていきます。

スイッチの改造

幸い分解できる構造であったことから、組み換えたり、接点板を曲げて

 B接点✕2オルタネイト式 → A接点✕2モーメンタリ式

へ改造しました。

 

リレー回路

A接点✕2でモーターを正転逆転させられる回路をリレーで組みます。

配線は下記のようになります。

これを元に配線を行いました。

動作確認

取り付けが完了し、動作を確認しました。

正常に動作しました。

最後にスイッチをインパネへ固定し、改修完了です。

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